かーたんゆあのドラクエ10、アストルティアの思い出

ドラクエ10のブログ、アストルティア生活を満喫するかーたんゆあの日常

エピソード31-1 遥かなる未来への旅路 Ver.4.5

賢者ルシェンダに呼ばれたかーたんゆあは真グランゼドーラ城にある賢者の執務室に向かう。

おお、かーたんゆあか。待っていたぞ。よく来てくれた。早速だが用件に入らせてもらおう。少し前にある人物を保護してな。その者は我らとも因縁浅からぬ人物―黒衣の剣士パドレだ。
ホーローから彼は時渡りの術でいずこかへ旅立ったと聞いていたのだが。どういう訳か城の前で意識不明の状態で発見されたのだ。

それでも看病の甲斐あってつい、今しがた目覚めたのだが、どうも衰弱が酷いようでな。パドレ殿には今3階の近衛兵詰所で休んでもらっている。見舞いがてら様子を見に行ってもらえないだろうか。

近衛兵詰所に向かったかーたんゆあはパドレと再会した。

ああ、かーたんゆあか。どうやら賢者殿が気を利かせて呼んでくれたようだな。

俺が妻を―マローネを救うべく時渡りをしたのは覚えているだろ? 俺が向かったのはキュロノスがこもる時獄の迷宮と呼ばれる時空の狭間だ。

しかし向かったはいいが、それまでの戦いで時渡りの力を消耗していたのがまずかったのだろうな。 時獄の迷宮に入ることも出来ないまま時空の狭間から弾き出されてしまった。

今は悠長に回復を待ってるだけの余裕はない。 すぐにでも時渡りの力を回復させなくては。

キュルルがエテーネルキューブの中からかーたんゆあに囁いた。

以前メレアーデが時渡りの力を消耗して寝込んでたけど、今はケロッとしてるキュ。
何かいい方法を知ってるかも知れないキュ。

かーたんゆあは新エテーネ村にいるメレアーデの所に向かった。

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時の球根を取りに行った時の事を覚えてる?私あの時の時渡りが原因で長らく寝込んでいたのよ。そんな時お見舞いに来てくれたシンイさんが特別な豆を分けてくれたの。何でもシンイさんのお祖母様が大好物だった豆で、一口食べれば元気ハツラツになるって言われて。

それで本当かしらと思いつつその豆―ハツラツ豆を食べてみたら、なんと嘘みたいに元気になれたの。きっとハツラツ豆には時渡りのチカラを回復させる栄養素が含まれているんだと思うわ。だからハツラツ豆を食べればパドレ叔父様も元気になるはずよ。

ハツラツ豆はこの村にいるシンイさんに頼めば分けて貰えると思うわ。

かーたんゆあはシンイにハツラツ豆を分けてもらい、パドレのもとに持っていった。

ちょうど小腹が空いていたところだ。遠慮なくいただこうか。


パドレは夢中でハツラツ豆を食べた。

ふう、なかなか美味かったぞ。おお!体中に時渡りのチカラが漲ってくる。この豆は一体・・・

かーたんゆあはパドレにハツラツ豆とはエテーネの村に伝わる食材であると説明した。

 

エテーネ王国の民の末裔が暮らす村か。そのような村なら時渡りのチカラを回復させる食材が伝わっているのも頷けるな。礼を言うぞ、かーたんゆあ。今なら時獄の迷宮へ行けそうだ。


パドレは身支度を整え、出立の用意を始めた。

 

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俺は魔獣を操り世界に恐怖と混乱をもたらした。弁解の余地もない。

魔獣との戦いに身を投じてきたお前には話しておかねばなるまいな。

 
 

無限獣ネロスゴーグ、喪心獣ゾンテドール、憑依獣ザルボーグ、増殖獣バイロゴーグ・・4体の魔獣とは何だったのかを。

 

かつて俺は神墟ナドラグラムで竜神の心臓を奪取した。

 

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王立アルケミアに隠されていた特殊な魔獣の卵を孵化させるため、竜神の心臓に宿る膨大なエネルギーを必要としていたからだ。

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そうして生まれた4体の魔獣達に俺はアストルティアの歴史に名を刻む恐るべき魔獣達の能力を与えた。

 

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魔獣の能力を成長させ、その絶頂期を見計らい魔獣ごと終焉の繭に吸収させるのが時見の箱―キュロノスの計画だったのだ。
その計画もお前の活躍により完璧なものにはならなかったが。

 

しかし魔獣の肉体を吸収した繭の中の生命体は確実に完成しつつある。
そしてキュロノスは繭から羽化した生命体におのが精神を移すことで完全無比の肉体を手に入れんとしているのだ。
人の世を・・世界を終わらせるそのために。


キュロノスの支配下にあった俺は、それを未来を守るためと信じ込まされ奴の思うがままに使役させられていた。
実際はその全てが世界に仇なす行為だった。
時獄の迷宮に行きキュロノスを倒す。それが罪を重ねてきた俺に出来るせめてもの罪滅ぼしだ。

 
メレアーデがやって来た。

また一人で行くつもりなのね。無茶よ。回復したばかりなんでしょ?

メレアーデ・・お前が無事で安心した。しかしこの時代に来ていたとは。俺のせいだな。本当にすまない。

私は大丈夫よ。色々あったけど主人公に助けてもらえたから。それよりも叔父様、行くなら私も連れて行って。何か手伝えることがあるかも知れないわ。かーたんゆあだってそう思うでしょ?二人で叔父様を助けましょうよ。

時空の狭間にある時獄の迷宮には一度でもそこへ到達した者しか行くことが出来ない。いかに時渡りのチカラが強かろうと時獄の迷宮に入るのは不可能だ。

今は一刻を争う時だ。ただマデ神殿になら時獄へと至る特別な方法があるかも知れない。所詮言い伝えに過ぎないが。

すっかり世話をかけたな、かーたんゆあ。無事にやり遂げたら改めて礼に来よう。それまでメレアーデのことを頼む。

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メレアーデも気持ちだけで充分だ。絶対マローネを救い出してみせる。だからあまり心配するな。

パドレは時獄の迷宮に旅立って行った。

心配するなって言われてもそんなの無理だわ。パドレ叔父様の言うマデ神殿というのは王都キィンベルの北西にある禁足地よ。そこに時獄の迷宮へと至る手段が・・・

考えても始まらないわね。まずは王都に行ってマデ神殿に入るにはどうすればいいかを探ってみましょう。

エテーネルキューブからキュルルが現れた。

どうやら方針は決まったキュね。王都キィンベルを目指してエテーネルキューブ起動キュ!

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かーたんゆあとメレアーデは5000年前の王都キィンベルに時渡りした。
 

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 こちらの文章は

ドラゴンクエストX(DQ10)ネタバレストーリーまとめ 様より

お借りさせていただきました。