かーたんゆあのドラクエ10、アストルティアの思い出

ドラクエ10のブログ、アストルティア生活を満喫するかーたんゆあの日常

エピソード31-6 遥かなる未来への旅路 Ver.4.5

時獄の迷宮に着くと、そこはエテーネ王宮の中だった。

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着いたキュ。ここが時獄の迷宮だキュ。

メレアーデの姿が見当たらない。

大変キュ!メレアーデがいないキュ! どうしてこんな事に・・ ちょっとキュレクスの知識をあさってみるキュ。

・・どうやら時獄の迷宮は人それぞれの心の在り様によってその構造が変わる特殊な法則に支配されているらしいキュ。 メレアーデはこことは別の場所に到着しているはずキュ。 探索してるうちにきっと合流出来るはずキュ。

見覚えがあると思ったらここは懐かしのエテーネ王宮だったキュね。 キュロノスは自分の根城として利用するため、時空の狭間にエテーネ王宮を飛ばしたのかも知れないキュ。

立ち止まってても始まらないキュ。 はぐれたメレアーデを探しつつ奥へ進んでみるキュ。

かーたんゆあが奥に進んで行くとパドレと出会った。

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かーたんゆあなのか? 俺の事が見えているのだな。

どうやら本物のようだ。

もう分かっていると思うが、迷宮と化したこのエテーネ王宮では扉の先がまったく別の場所に通じていることもある。 しかも過去や未来にさえだ。 お前達も別の時間の自分の姿を見てきたんじゃないのか?

それにしてもたいしたものだ。 まさか本当に時獄の迷宮まで追って来られるとはな。 確かキュルルと言ったか。 開祖レトリウスの友キュレクスより生ぜしキュロノスと同等の存在。 お前の助力があったればこそここまで来ることが出来たと言う訳か。

言葉や文字を介さなければ情報伝達も満足に出来ない生き物はつくづく不便キュねえ。 仕方がない。手っ取り早く教えてやるキュ。

キュルルがパドレの頭に情報を流し込む。

・・なるほど。 漂流者キュレクスの力を継いだか。 同行していたメレアーデとは到着時にはぐれてしまったようだな。 だが進み続ければいずれ合流出来るはずだ。 そしてマローネを助け出す機会もきっと巡って来るだろう。

キュロノスの事だが、エテーネ王宮の下に時見の神殿があったのを覚えているな? 奴はその最奥を拠点にしていた。 4体の魔獣のチカラを取り込んだ今、キュロノスは繭から羽化するのを時見の祭壇でじっと待っているはずだ。 羽化した究極の肉体が奴の手に落ちれば間違いなく世界は終わりだ。 だからそうなる前にキュロノスをたたく。

先に進めば、いずれ別々の場所に飛ばされてしまうかも知れない。 それでも同じ目的に向かって進み続ければ道は再び交わるはずだ。 さあ行こう、かーたんゆあ。

扉を進むと早速パドレとはぐれてしまった。 先へ進むと過去のエテーネ王宮に迷い込んでしまった。

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ファラスとマローネがいる。 かーたんゆあの姿は見えていないようだ。 マローネが抱えている赤子のかーたんゆあが光り輝いている。

おやめなさい、かーたんゆあ! そのチカラは・・

それを見たファラスが驚いている。

これは・・お嬢様の身に一体何が・・

恐怖のあまり時渡りのチカラが暴走しているのです。 ああ・・こうなってしまってはもう・・

赤子のかーたんゆあは時渡りをしてどこかに消えてしまった。

お嬢様はどこへ?

分かりません・・・ けれど今ならまだかーたんゆあを追いかけることが出来ます。 あの子のチカラの残滓から時渡りの軌跡を追えば、そう遠くない時代に辿り着けるはず。

ならば自分もお連れ下さい! すぐ お嬢様を追いかけましょう!

馬鹿なことを! チカラを持たぬ者が時を渡れば恐ろしい呪いが降りかかるのですよ!

このまま お嬢様とマローネ様を見捨てたとあれば、このファラス、主に申し訳が立ちませぬ!

マローネが溜息をつく。

・・・分かりました。
ではかーたんゆあの時渡りの軌跡を追いましょう。

マローネが時渡りのチカラを使うと、ファラスの身体だけが光り始めた。

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マローネ様!これはどうした事です?共に時を渡るのでは?

どの道、私には二人の人間を時渡りさせるようなチカラはありませんから。 ごめんなさい、ファラス。
あの子を―かーたんゆあを守って下さい!

ファラスを時渡りさせたマローネはその場に倒れ込んでしまう。

ああ・・私は何という事を・・・

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かーたんゆあ、全ては過去の出来事キュ。 その人とは言葉を交わすことも触れることも出来ないキュル。 今はひたすら前に進むしかないキュ。

かーたんゆあが時獄の迷宮を進んで行くとメレアーデと出会えた。

え!かーたんゆあ? 良かった!もう会えないんじゃないかと思ったわ。 二人に再会できて嬉しいわ。

この時獄の迷宮では誰もがそれぞれの道を行くことでしか先へ進めない仕組みになっているようね。 私もここに来るまでにいろいろな場所へ迷い込んだわ。 場所だけでなく時間もバラバラで。

それどころか私の記憶にない場面でかーたんゆあと会っていたりもしたわ。 あれは何だったのかしら。

それは多分未来に起こることキュ。

未来なの? あれはいずれ私が行うべき事?

今から未来のことを思い悩んでもどうにもならないキュ。 今出来るのはキュロノスのいる神殿を目指して進み続けることだけキュ。

かーたんゆあとメレアーデはそれぞれの道を進んで行く。 かーたんゆあが扉をくぐると宇宙船アルウェーンの中だった。

しかも以前ごみ処理機に挟まれそうになった事があるゴミ処理場の中だ。

ここはちょっと前に来たプクリポ達の宇宙船キュ。 メレアーデの姿が見当たらないキュ。 またはぐれてしまったキュ。 まあ今の僕達に出来るのは合流出来ると信じて進み続ける事だけキュ。 とりあえずこの場を切り抜けるキュ。

かーたんゆあがごみ処理機を操作して停止させると次の扉が開いた。 以前ごみ処理機を停止して助けてくれた何者かはかーたんゆあ自身だったようだ。

扉を進んでいくとかーたんゆあの妹がいた。

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お姉ちゃん!主人公姉ちゃんなんだろ? ああ!良かった。幻じゃないんだね。 こんな場所でお姉 ちゃんと出会えるなんて夢にも思わなかったよ。

だけどここは一体どういう場所なんだろう。 もうずっとこの建物の中を彷徨ってるんだけど、いくら進んでもいっこうに出られないんだ。

それには僕が答えるキュ。

「キュルルじゃないか!」

「そうか。お姉ちゃんがわたしのキューブを使っているんだね。」

僕とかーたんゆあは世界の滅亡を阻止するため、ここ時獄の迷宮に乗り込んで来たんだキュ。

「お姉ちゃん、またそんな大事に首を突っ込んでるんだね。」

「ついこの間ナドラガンドで大変な目にあったばかりだってのに。」

妹にとってはナドラガンドで別れた直後でも、かーたんゆあにとってはウルベア地下帝国で別れて以来キュよ。

妹が驚く。 「え、そうなの?」

「あれ?ってことはさ、もしかしてあの時キュルルもウルベアにいたんじゃ・・」

「水臭いなあ。なんで姿を見せてくれなかったのさ。」

ウルベアにいた頃の妹は、まだ僕と面識がなかったキュ。 不必要な情報を与えたくなかったキュ。

妹が言う。

「偉そうなこと言って、本当はまたグースカ眠りこけてただけじゃないの?」

「けど、そんな物言いも懐かしいや。」

「あたしの代わりに信頼できる友達がお姉 ちゃんを支えてくれてるなら心強いよ。」 「世界の滅亡の阻止だっけ?」

「あたしにも協力させてよ、お姉 ちゃん。」

「いつも迷惑かけっぱなしだったからね。」

「ようやくおいらの錬金の技をお姉 ちゃんの役に立てられるかと思うと嬉しいよ。」

すると妹の身体が青白く光だし、身体がどんどん透明になっていく。

「あ、まただよ!」

「くそ・・酷いや。こんな時に。」

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「せっかくお姉 ちゃんに会えたのに!」

「忘れないで、お姉ちゃん!」

「どんなに時が過ぎても、この先何が起こっても、あたしはずっとお姉ちゃんの味方だから・・」

 

妹は消えてしまった。 これが時渡りの力を持たない者が時渡りをした時に降りかかるという呪いなのだろうか。

消えちゃったキュル。 まったく妹はとことん落ち着きのない奴キュね。 気を取り直して先を急ぐキュ。

扉を進んでいくと過去のエテーネ村に着いた。 そこにパドレがやって来る。

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どうやら俺が見えているな。 過去の幻影でなく時獄の迷宮に来ているかーたんゆあに相違ないようだ。 どうも俺には見覚えのない村だ。 お前には分かるか?

かーたんゆあはここがエテーネの民の末裔達が暮らす村だとパドレに説明した。

エテーネの民の末裔達の村か。 ここがそうなのだな。 しかし浮島も街灯も見当たらん。 王国が誇る高度な錬金術は失われてしまったか。

そこに赤子のかーたんゆあが輝きながら空から降りてくる。 時渡りをしてここに辿り着いたようだ。

かーたんゆあ!なぜ俺の娘が!

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アバ様がやって来た。 「カメ様、どうなされましたか?」 赤子のかーたんゆあを発見する。 「赤ん坊じゃと?」 「これは一体どういう事じゃ・・」 赤子のかーたんゆあを抱きかかえるアバ様。 「おお、よしよし。泣くでない。」 「一人で寂しかったのかい?」 「ババが一緒にいてやるでな。」 「やや!産着に刺繍が。」 「かーたんゆあ・・これがおぬしの名かえ?」 「うむうむ、かーたんゆあというのか。」 「他に手がかりは・・これはもしや・・」 「古代エテーネ王国の紋章ではないか!」 「おぬしを包んでいたあの輝き・・」 「古代エテーネの民は不思議な術が使えたというが、よもや・・」 「真実は分からぬがこれだけは言える。」 「おぬしはカメ様の申し子じゃ。」 「カメ様から授かった子じゃ。」 「この村の一員として立派に育ててやるぞ。」 「そうじゃ、年寄りの家で暮らすより子供を欲しがってるアーヴ夫婦のもとに預けたほうが良いじゃろうな。」 「この先、弟か妹が出来るかも知れんしのう。」 「少しでも賑やかな家庭で暮らすことがお前さんにとっても幸せじゃろうて。」

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その様子を見ていたパドレが言う。

俺の子が流れ着いたここは一体いつの時代なのだ?

わざわざ探そうとしなくてもお前の息子ならほら、目の前にいるっキュ。 だいぶ生体継続時間は進行してるけど、この時代に出現した赤ん坊とかーたんゆあはまごうことなく異時間同位体キュ。

パドレがかーたんゆあに聞く。

本当にさっきの赤ん坊はお前なのか?

かーたんゆあは頷いた。

やはりお前なのか・・ だが俺の記憶の中のかーたんゆあはいつまでも赤ん坊のままでな。 こんなに成長してるとは思いもよらなかった。

なんという、その・・・親子の再会を祝って握手でもしないか?

無理しなくてもいいキュよ。 親子の問題は時が解決してくれるキュ。 でもキュロノスは待ってくれないキュ。

そうだったな。 今成し遂げなければならぬのは妻を助け、時見の箱を破壊することだった。 扉の先にマローネが待っているはず。 今は前へ進むぞ、かーたんゆあ。

ついにマローネがいる時見の神殿前の広場に辿り着いた。 パドレは先に到着していた。 タイミングよくメレアーデもやって来た。

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お前達が来てくれて助かった。 広場にマローネがいるのが見えるな? マローネの救出に役立つだろうと思って、お前が俺に使った胡蝶の護符を持って来たのだ。 これでマローネを解放する。

まず気付かれないように近づきたいのだが。 お前達のチカラを貸してくれるか? 頼みたいのはおとり役だ。 俺が胡蝶の護符を使えるようマローネを挑発して気を引きつけて欲しい。

作戦は上手くいき、マローネがキュロノスを呼び出す前に胡蝶の護符を使うことが出来た。

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パドレはマローネの意識の中に入り、マローネを救い出した。

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二人とも、面倒をかけたな。 おかげでマローネを救い出すことが出来た。 マローネの精神世界で蝶を追い、キュロノスの支配を断ち切った。 目を覚ませばきっと元通りのはずだ。
だが俺達はキュロノスの始末を急がねばならん。 ここで目覚めを待つのはあまりに時間が惜しいな。

メレアーデが覚悟を決める。

私が叔母様を連れて脱出するわ。 叔父様とかーたんゆあは先にキュロノスを倒しに行って。 叔母様を安全な場所にかくまったあと、私もすぐにあとを追うから。

いや、お前が戻る必要はない。 キュロノスとの決着は俺達に任せておけばいい。

そんな・・いえ、叔父様の言う通りね。 私がいるとかえって足手まといになるだけだもの。 でもおかげで気づけたわ。 私にしか出来ない事があるって。

エテーネルキューブを取り出すメレアーデ。

クオードが託してくれたこのキューブがあれば、今の私なら自分の狙った通りの時代に飛ぶことが出来るはず。

メレアーデ、もしかしてこれから長い長い旅路へ歩み出そうと考えているキュね。

かーたんゆあ、これまであなたは私の知らない私に何度も導かれてきたはずよ。 エテーネ王宮の牢獄や1000年前のグランゼドーラ王国・・ 黒猫の姿に変身していた私に。 どんな妨害にあおうとも、あなたが必ず今この時代に到達出来るよう私が導いてみせる。 この時獄の迷宮で私は私の成すべきこの先の事を見てきたのよ。

メレアーデ、どうやら思っていたよりずっとお前は強くなっていたのだな。 マローネの事は頼んだ。 俺達はキュロノスを倒し、アストルティアの未来を守り抜く。

かーたんゆあ、次に会えるのはきっと墜落前のドミネウス邸。 私があなたと初めて会ったあの日ね。 再会できるのを楽しみにしているわ。

メレアーデはエテーネルキューブを使い、マローネとともに時渡りした。

パドレとともに時見の神殿に向かう。

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 こちらの文章は

ドラゴンクエストX(DQ10)ネタバレストーリーまとめ 様より

お借りさせていただきました。